先日Python3エンジニア認定基礎試験を受験しました.
結果は1000点満点中850点で合格です.
受験するにあたり試験概要について調べました.
調べた内容と私の実体験をもとにPython3エンジニア認定基礎試験の特徴と難易度をまとめます
今回はPython3エンジニア認定基礎試験の特徴やその難易度について紹介します.
Python3エンジニア認定基礎試験とは
Python3エンジニア認定基礎試験はPythonソフトウェア財団が主催する資格試験です.
Pythonに関連した資格と言えば「Python3エンジニア認定基礎試験」が真っ先に挙げるほど有名な資格です.Java でいう「Oracle認定Javaプログラマ」と同じような立ち位置でしょう.
この試験に合格するとPythonの文法基礎を理解している証明になります.
試験概要
パソコンを使った試験方法(CBT)で、いつでも受験ができます.
受験会場はオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンターのHPから探せます.会場数も多く日本全国どこからでも受験できました.
問題数は全部で40問です.
出題範囲は主要教材であるオライリー・ジャパン「Pythonチュートリアル 第4版」から出題されます.
出題率も開示されているので、試験対策しやすいでしょう.
章立て | 出題率 | 問題数 |
1章 食欲をそそってみようか | 2.5% | 1 |
2章 Pythonインタープリタの使い方 | 2.5% | 1 |
3章 気楽な入門編 | 15.0% | 6 |
4章 制御構造ツール | 22.5% | 9 |
5章 データ構造 | 17.5% | 7 |
6章 モジュール | 5.0% | 2 |
7章 入出力 | 2.5% | 1 |
8章 エラーと例外 | 10.0% | 4 |
9章 クラス | 5.0% | 2 |
10章 標準ライブラリめぐり | 10.0% | 4 |
11章 標準ライブラリめぐり─PartII | 2.5% | 1 |
12章 仮想環境とパッケージ | 2.5% | 1 |
13章 次はなに? | 0.0% | 0 |
14章 対話環境での入力行編集とヒストリ置換 | 2.5% | 1 |
問題はすべて選択式です.
複数回答や記述はありません.
4つの選択肢の中から1つ正解を選びます.
試験時間
試験時間は60分です.
問題数が40問なので、1問あたり1分30秒使える計算ですね.
1問に使える時間が1分30秒と聞くと短いように感じますが、数秒で答えられるような簡単な問題もあります.時間切れになることはほとんどないでしょう.
私は本試験30分で終わりました.
おおよその問題を20分で解き終わり、残り10分は見直しや不安な問題に時間を使いました.
勉強して臨めば試験時間の心配は不要です.
合格ライン
合格ラインは70%です.
問題数は40問なので、28問以上を正解したら合格ですね.
70%ってちょっと高いですよね.
合格ラインが高くて初めは受かるか不安になりました.
過去問を解くと正解率が50%しかなかったので本腰を入れて勉強しました..
それでも問題集を使いしっかり勉強すると正解率70%以上も取れるようになります.
間違った問題の復習の苦手な問題を無くすことが合格へのステップでしょう.
難易度と勉強時間
基礎試験のため難易度は「優しい」と言えます.
勉強時間の目安は30~40時間でしょう.
Python3エンジニア認定基礎試験に合格するには、少なくとも30〜40時間ほど勉強時間を確保しましょう。
Python3エンジニア認定基礎試験とは?難易度や勉強方法を解説
この勉強時間はあくまでも目安です.
Pythonの経験や他プログラミング言語を学んだことがあるかで勉強時間は大きく変わると思いました.
私は実務でPythonを使った経験はありませんが、個人的に勉強していました.
そのため、基本的な文法の理解は済んでいる状態で試験勉強に臨みました.
結果として私は20~30時間くらい勉強しました.
合格体験記はこちらの記事にまとめました.読んでみてください.
Pythonを日頃の実務で使っているからは1週間程度、1,2回問題集をやれば受かるでしょう.
まとめ
今回はPython3エンジニア認定基礎試験の概要と難易度・勉強時間について紹介しました.
Python3エンジニア認定基礎試験の難易度は優しいに分類されます.
勉強時間は目安30~40時間です.
難易度は優しいと書いたものの、勉強しなければ受かりません.
私も初めは50%も取れないほどでした.
Python3エンジニア認定基礎試験が持つ特有の傾向があったり、実務ではあまり使わない内容も出ます.しっかりと勉強するに越したことはないと思いました.