文字列に変数を埋め込むときこの変数は必ず文字列型でなければなりません.
例えば文字列の中に数値型があるとエラーになります.
この場合よくするのがint型からstr型への型変換でしょう.
型変換よりも簡単に変数を埋め込む方法があります.
今回は型変換が要らないフォーマット文字列について紹介します.
型変換で変数を埋め込む
文字列の中にint型の変数を埋め込みたいときは文字列型へ型変換をします.
count = 10
print('ベンチプレスを' + str(count) + '回上げる')
型変換する変数が1つであればこの方法も良さそうですが,複数個の変数を変えるとなるとめんどうです.
import datetime
today = datetime.date.today() # 2023-10-07
weight = 70
count = 10
print(str(today) + 'はベンチプレス' + str(weight) + 'kgを' + str(count) + '回上げる')
こんなときはフォーマット文字列を使うと簡単に変数を文字列に埋め込めます.
フォーマット文字列の使い方
フォーマット文字列を使うときは文字列を囲む''
の前に f(またはF)
を付けます.
そして変数は{}
で囲みます.
import datetime
today = datetime.date.today() # 2023-10-07
weight = 70
count = 10
print(f'{today}はベンチプレス{weight}kgを{count}回上げる')
変数がすべて値に置き換わって表示されました.
その都度変数を型変換しなくて良いので便利ですね!
このように後から変数の値を埋め込んだ文字列をフォーマット文字列と呼びます.
まとめ
今回は後から変数の値を埋め込むフォーマット文字列を紹介しました.
通常であれば変数を文字列型に型変換しなければなりませんが,フォーマット文字列を使うと型変換は必要ありません.
変数が複数個あるときに便利な方法です.
文字列とその他型を合わせて表示することはよくあるでしょう.
そのときはフォーマット文字列で簡単に出力しましょう!