これまではMacを使っていたためLinuxコマンドを使っていました。
今のプロジェクトがWindowsのためLinuxコマンドを使うには設定が必要です。
せっかくの機会なのでPowerShellも使ってみようと思いコマンドを調べました。
今回はターミナルで操作するときによく使うPowerShellコマンドを紹介します。
同じ動作をするLinuxコマンドも一緒に紹介するので元Linuxユーザーも参考にしてみてください。
ディレクトリを移動する
ターミナルを使うときディレクトリの移動は欠かせませんよね。
PowerShellでディレクトリを移動するにはSet-Locationコマンドを使います。
> Set-Location ディレクトリ名
PowerShellではcdコマンドでもディレクトリを移動できます。
Linuxを使ったことある人は馴染み深いコマンドですよね。
> cd ディレクトリ名
ディレクトリを一覧表示する
ディレクトリを一覧表示するにはGet-ChildItemコマンドを使います。
> Get-ChildItem
Get-ChildItemコマンドを使うとディレクトリの詳細情報も表示されていますね。
PowerShellではlsコマンドも使えます。
詳細情報も表示するときは-lオプションを付けましょう。
> ls -l
ディレクトリを作成する
ディレクトリを作成するにはmkdirコマンドを使います。
このコマンドはLinuxと一緒ですね。
> mkdir ディレクトリ名
現在のディレクトリを確認する
現在いるディレクトリを確認するにはGet-Locationコマンドを使います。
> Get-Location
Linuxではpwdコマンドを使いました。
PowerShellでもpwdコマンドを使って現在のディレクトリを確認できます。
> pwd
ファイルを作成する
ファイルを作成するにはNew-Itemコマンドを使います。
> New-Item ファイル名
Linuxではファイルを作成するときtouchコマンドを使いました。
PowerShellではtouchコマンドを使えないので注意しましょう!
ファイルをコピーする
ファイルをコピーするにはCopy-Itemコマンドを使います。
> Copy-Item コピー元ファイル名 新しいファイル名
Linuxではcopyコマンドでファイルをコピーしました。
PowerShellでもcopyコマンドを使えます。
> copy コピー元ファイル名 新しいファイル名
ファイルを削除する
ファイルを削除するにはRemove-Itemコマンドを使います。
> Remove-Item ファイル名
Linuxではrmコマンドを使いました。
PowerShellでもrmコマンドを使いファイルを削除できます。
> rm ファイル名
エイリアスを確認しよう
PowerShellではいくつかLinuxと同じコマンドを使えました。
これはPowerShellでLinuxと同じ名前のエイリアスが用意されているからです。
エイリアスを確認するにはGet-Aliasコマンドを使います。
> Get-Alias
このコマンドを使うとエイリアスと対応したPowerShellコマンドを確認できます。
CommandType Name Version Source
Get-Aliasコマンドの実行結果
———– —- ——- ——
Alias ? -> Where-Object
Alias % -> ForEach-Object
Alias cd -> Set-Location
3行目を見るとSet-Locationコマンドに対応するエイリアスとしてcdがあることが分かりますね。
このような設定があったため、Set-Locationとcdは同じようにディレクトリを移動できました。
困ったときはGet-AliaコマンドでPowerShellコマンドと対応したエイリアスを確認すると良いでしょう。
まとめ
今回はPowerShellでよく使うコマンドを紹介しました。
PowerShellのコマンドは長くて覚えづらい印象でした。
しかしLinuxコマンドと関連付けると覚えやすいですね。
特にLinuxを使ったことがある人でこれからPowerShellを使う方におすすめの覚え方です。
苦手意識を持っていましたが、Linuxと同じエイリアスが用意されていたため勉強のハードルが下がりました。
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