BigQueryはいくつかの方法でテーブルにデータを入れられます.
- CSV
- GCSなど
ただこれらの方法はちょっと準備するのが面倒です.データの数が少ないと準備のほうが時間がかかるでしょう.簡単に追加できる方法としてINSERT INTOクエリが挙げられます.
今回はINSERT INTOクエリを使ってテーブルにデータを入れる方法を紹介します.
INSERT INTO の概要
テーブルにレコードを追加するときは INSERT INTOクエリを使います.
INSERT INTO `テーブル名` (カラム1, カラム2...)
VALUES (カラム1に入るデータ, カラム2に入るデータ, ...),
(カラム1に入るデータ, カラム2に入るデータ, ...);
このクエリは2つの処理から構成されています.
1つ目は INSERT INTOの行の処理.
この処理ではデータを追加するテーブルとカラムを指定します.
INSERT INTOの後ろにはテーブル名とそのテーブルが持つカラムを記述しましょう.
2つ目は VALUES以降の処理.
ここではカラムに入れるデータを記述します.
カラムとデータは記述順が対応しています.適切なカラムにデータを入れられるように並び順は注意しましょう!
INSERT INTOクエリの使い方
空のテーブルを用意しました.(テーブル名:dev-brain-muscle-engineer.test.20231028_training_menu
)
このテーブルに10月28日のトレーニングメニューを追加します.
INSERT INTOクエリを使ってレコードを追加しましょう!
この日は背中と下半身を鍛えるメニューを取り組みました.
INSERT INTO `dev-brain-muscle-engineer.test.20231028_training_menu` (menu, part)
VALUES ('デッドリフト', '背中'),
('ラットプルダウン', '背中'),
('スクワット', '下半身');
クエリを実行したのでテーブルの中身を確認します.
VALUESのデータがテーブルにちゃんと入っていますね.
このクエリは追加するデータ数が少ないときに有効でしょう!
検証用にデータを追加したいときに使うのがちょうどよいと思いました.
もっとレコード数が多いときはCSVからテーブルに入れるのが簡単です.
まとめ
今回はBigQueryでテーブルにレコードを追加する方法を紹介しました.
テーブルにデータを入れる方法はいくつかあります.
その中でINSERT INTOクエリはデータ数が少ないときに使うと効率的だと思いました.
データ数が2,3行しかない場合だとCSVを作る方が時間がかかってしまいます.
BigQueryのテーブルにデータを追加する方法を複数種類知っておくと役立つでしょう!