【Photoshop】写真の背景を透過するには?書き出しするときの注意点を紹介

Photoshop_背景透過 クリエイティブツール

「背景を消して人物だけ使いたい」
画像編集をしているとこのようなケースよくありますよね.

Photoshopを使うと簡単に背景を透過できます.
ただし、注意点もあり間違えると背景がうまく透過されません.

今回はPhotoshopで背景を透過する方法とその注意点について紹介します.

オブジェクト選択ツールで対象を囲む

Photoshopで背景を透過するにはいくつか方法があります.
第一にどの方法でも背景と対象物を分けないといけません.

1番簡単に背景を透過できるのは「オブジェクト選択ツール」でしょう.
オブジェクト選択ツールを使い大雑把に対象を選択するだけで、対象の輪郭に沿って囲んでくれます.

サンプル画像から女性を切り抜き、背景を透過させましょう.

上から4つ目にある「オブジェクト選択ツール」を選びます.

オブジェクト選択ツールを使う|クリックして拡大できます

女性の全体を囲みましょう.

オブジェクト選択ツールで女性を囲む|クリックして拡大できます

すると女性の輪郭に沿って点線が現れました.
ここで ctrl + J(windows)、command + J(Mac)を実行し、レイヤーを複製します.

レイヤーを複製する|クリックして拡大できます

レイヤーを複製すると右下レイヤーパネルでレイヤー2が作成されました.
レイヤー2だけを表示するためレイヤー1の目マークをクリックしましょう!

レイヤーが複製される|クリックして拡大できます

これで背景透過ができました.
あとは写真を書き出します.

女性だけ映ったレイヤーを選択する|クリックして拡大できます

必ずPNG形式で書き出す

左上「ファイル」→「書き出し」→「書き出し形式」を選択します.

ここで書き出しとは画像化することを意味します.

ファイル→書き出し→書き出し形式を選ぶ|クリックして拡大できます

書き出し形式が必ずPNGになっていることを確認しましょう.

形式がJEPGだと写真の背景を透過されないので注意が必要です.

ファイル設定で「PNG」を選んでいることを確認する|クリックして拡大できます

PNG形式の画像とJEPG形式の画像を比較する

PNG形式で書き出した画像とJEPG形式で書き出した画像を見比べてみましょう.

1枚目がPNG形式、2枚目がJEPG形式です.
1枚目は背景が黒くなっていますが、2枚目は背景が白いですね.

JEPG形式で書き出すと背景が白くなるだけで透明にはなりません.

1枚目 PNG形式の画像|クリックして拡大できます
2枚目 JEPG形式の画像|クリックして拡大できます

JEPGは透過をサポートしていないため背景を透過できません.
一方でPNGは透過性をサポートしていることから背景の透過ができます.

画像の背景を透過したいときは必ずPNG形式にしましょう!

まとめ

今回はPhotoshopを使って写真の背景を透過する方法を紹介しました.

背景を透過するには以下の手順を実施しましょう.

  1. 対象を囲む(ここでは「オブジェクト選択ツール」を使う)
  2. レイヤーを複製する
  3. 対象のレイヤーだけ表示する
  4. PNG形式で書き出す

写真を書き出すとき注意しましょう.
必ずPNG形式で書き出してください.

JEPGでは背景は白くなるだけで透明ではありません.
そのため思い通りに編集できないでしょう.

私も初めはPNG形式で書き出すことを知らず、透過方法に困りました.
背景透過はよく使うのでこの方法は覚えておきましょう!