Google Cloud Storageはストレージクラスによって保存すべきデータが変わります.
すべてStandardで保存していると余計な料金を支払うかもしれません.
利用頻度によって適するストレージクラスにデータを保存できると良いでしょう!
今回はGCSのストレージクラスとその特徴について紹介します.
ストレージクラスについて
Cloud Storage が提供するストレージクラスは主に4つあります.
- Standardストレージ
- Nearlineストレージ
- Coldlineストレージ
- Archiveストレージ
ストレージはそれぞれ異なる特徴を持ち保存すべきデータの種類が変わります.
いくつかある違いのうち最小保存期間の違いが大きいでしょう!
最小保存期間とはデータを保存してから削除できるまでの最短期間を意味します.
例えば最小保存期間が30日の場合,30日間はデータを削除できません.
削除できないと不便なように感じますよね.
GCSのようなストレージサービスは長期間データを保存することを目的としています.そのため一定期間は削除しなくてもよいという考えから最小保存期間が存在します.
ストレージごとの最小保存期間を見ていきましょう!
Standard ストレージの特徴
- 最小保存期間:なし
Standardストレージには最小保存期間はありません.
そのため毎日読み取りや編集するデータを保存するのに適しています.
Nearline ストレージの特徴
- 最小保存期間:30日
Nearlineストレージの最小保存期間は30日です.
月1回以下の頻度で読み取ったり編集するデータを保存するのに適しています.
Nearline(ニアライン)とはオンラインストレージとオフラインストレージの中間という意味があります.どちらの特徴も持つストレージと覚えておきましょう!
オンラインストレージの特徴
- 高速でデータにアクセスできる
- コストが高い
- 大容量データ向きでない
オフラインストレージの特徴
- アクセスが遅い
- コストが低い
- 大容量データを保存できる
Coldline ストレージの特徴
- 最小保存期間:90日
Coldlineストレージの最小保存期間は90日です.
四半期に1回の頻度で読み取ったり編集するデータを保存するのに適しています.
Archive ストレージの特徴
- 最小保存期間:365日
Archiveストレージの最小保存期間は365日です.
1年に1回の頻度で読み取ったり編集するデータを保存するのに適しています.
ほとんどアクセスしないデータを保存するときに使うと良さそうですね.
まとめ
今回はGCSのストレージクラスとその特徴について紹介しました.
データの利用頻度によって利用するストレージクラスが変わることが分かりました.
- Standard
- Nearline
- Coldline
- Archive
下に位置するほど利用頻度が低いデータを保存します.
利用頻度が低いデータを保存するストレージクラスほどアクセス速度は遅いですが,料金が下がる傾向にあるようです.
他にも特徴があるので詳しくは公式をご確認ください!